FILE 186 ・2019年度京芸入試速報
小論文
■問題概要
出典:丸山 眞男 著『日本の思想』 岩波新書 1961年から抜粋
※正確な設問文ではありません
- 設問1
- 200字以内で文章を要約しなさい。
- 設問2
- 課題文章の内容以外で、現実よりもイリュージョンの方がリアリティがある例を3つ挙げなさい。
- 設問3
- 文章内では、1960年代の新しいかたちの自己阻害の状況について述べているが、
今の状況について考えを述べなさい。
■問題のポイント
今年度は、<丸山眞男著『日本の思想 岩波新書1961年』>から課題文章が出題されました。昨年度出題されたような絵画を読み解く設問や、イメージを描かせるような設問はなく、200字での文章要約と、文章に添って例を挙げる設問、持論を述べる形式の設問の3つでした。課題文章は、美術とは直接関係のない「近代の日本思想」について述べた内容です。こういった美術と直接関係のない文章が課題として出されることが多いのも、京都芸大の総合芸術学科の特色です。また、受験生に対し、「普段から身の周りの事柄に対する観察眼」を問う設問に重きが置かれていることも、大きな特色だといえます。
次回予告
次回は『2019年度 合格再現作品紹介』を3/17(日)に掲載する予定です。合格発表後、再現作品を制作してくれた合格者の作品をいち早く掲載します。掲載作品は3/31(日)に開催の芸大受験説明会でも展示しますので、こちらもぜひご来場ください。
- 1.2019年度京芸入試速報 「描写 鉛筆描写」
- 2.2019年度京芸入試速報 「色彩 色彩表現」
- 3.2019年度京芸入試速報 「立体 立体表現」
- 4.2019年度京芸入試速報 「小論文」※総合芸術学科