■着彩

京都アートスクール
artschool of kyoto
※課題は変更になる場合があります。
問題
  • 玉葱を条件に従って3つ着彩描写しなさい。
     1色合わせ 2ジグザグ 3ハッチング
モチーフ
  • 玉葱
制作条件
  • 玉葱は画面上に平行に3つ下描きし--A
    左 :色合わせ--Bを意識して着彩描写する。
    中央:ジグザグ技法--Cで着彩描写する。
    右 :ハッチング技法--Dで着彩描写する。
    解説のABCDを参考に制作すること。
制作用紙
  • 四つ切画用紙
制作用具
  • 着彩描写用具一式
制作時間
  • 7時間
課題テーマ
色合わせと筆づかい
解説
  • A下描き 線の強弱
    「それらしく見える」というのは「ハッキリ描かれている」ということではありません。人の目で普通に見たときの「自然な状態」は少し「斑(ムラ)」のある状態です。もちろん、ムラを残しすぎて汚く見える下描きはダメです。
    線の強弱を利用することによって、見え方に変化をつけていきましょう。
  • B試し塗りの意義 3段階で色を合わせる
    混色は色を合わせる為の基本ですが、1回目の混色で色を合わせるということは困難です。
    なぜか??
    • 色の見え方は周りの色によって変化する。
    • 混色(色を混ぜる)や重色(重ね塗り)による色の変化を完全に予測することは不可能である。
    • 水分量が適量かどうかを塗る前に判断しきれない。
    • 欲しい色を置く時、試し塗りをして「3段階で色を合わせる」ということを心がけてください。
      1段階/試し塗り用紙に色を置いたとき、混色した色が合っているように見えるか確かめる。
      2段階/実際に画面へ置いたとき、周りや下地との関係でどう見えているのか確かめる。
      3段階/混色しなおして、よりそのものに近い色を置く。
    • 絵の具は顔料(粒子)の密度によって色の濃い、薄いが変化します。
      「薄い色」は一定量の水の中での粒子の数が少なく、色が見えにくい。
      「濃い色」は一定量の水の中での粒子が多く、ハッキリと色が見える。
  • 水分量コントロール 塗る(ジグザグC)と描く(ハッチングD)の違い
    「塗る」・・・水分量を多めにし、筆の腹を使ってジグザグさせる。
    「描く」・・・水分量をできるだけ少なくし、筆先でハッチングする。
  • ジグザグ(水量多)とハッチング(水量少)を使い分けて、幅のある表現を身に付けていってください。

■導入動画

サイズ縮小版
同内容の動画で大きさを縮小し軽くした物です。上の動画が再生されない場合こちらを開いてみて下さい。

時間:約12分23秒 担当:上杉 宏嗣/坂口 庄平
※音が出ます。再生する際にはボリュームにお気をつけください。

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どうしても分からない場合は京都アートスクールまでお知らせください。

参考作例