着彩写生・水彩画
誰でも描ける!りんごの着彩

リンゴをモチーフに透明水彩絵の具を使って着色写生します。受験ではよく出題されるモチーフのりんごですが、講師である私も実は苦手でした。苦手だったからこそ皆さんがリンゴに苦労する姿が想像できます。
この講座では、リンゴを美しく楽しんで描くために必要な技術を、できるだけ細部にまで分け、注意すべきポイントやとらえ方などを丁寧にレクチャーします。



課題 1:着彩の下描きについて
着彩の下描きとしてのデッサンを制作します。通常のデッサンとの違いは色を鉛筆では乗せないことです。特に形の変わり目を意識してデッサンすることを心がけてください。また、完成した時に一番明るくなる場所や発色をよくしたい場所は鉛筆を乗せすぎないことも重要です。
明暗に関しては軽くつける程度でよいでしょう。但し台に落ちる影は鉛筆のデッサンでほぼ完成近くまで描いておきましょう。
制作時間 約2時間


課題 2:絵の具の入り方について
まずは明暗を意識して暗い部分にグレーを塗っていきましょう。ここでいうグレーは絵の具のグレーではなく、様々な色(カドミウムレッド+セルリアンブルー+プルシアンブルーなど)を混色して作ってください。次に彩度の高い部分を鮮やかな色味で描いていきましょう。塗るのではなく描く意識をもって筆で描いていくことも重要です。
制作時間 約1.5時間


課題 3:絵の具での描きこみについて
先の利く筆を使い細部を描いていきます。リンゴの模様や、ヘタの表情を細部まで描きこんでください。着彩の制作は手数が多いほど良いとは言えません。手数をかけすぎると重い仕上がりになってしまうことがあるため、できるだけ手数をかけずに一つ一つの作業を強くすることを心がけましょう。
制作時間 約1.5時間

難易度 ★★★

  • 課題1 着彩の下描きについて
  • 課題2 絵の具の入り方について
  • 課題3 絵の具での描きこみについて
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片岡 渡

片岡 渡

  • 着彩写生・水彩画

武蔵野美術大学大学院 日本画コース修了

特講プラスでは受験という枠にとどまらず、尚且つ受験にも役立つような題材を厳選し公開します。技術的なレクチャーから、発想に関することまで、多様な講座を準備していますので是非ご参加ください。初心者から経験者まで美術に興味を持つ人なら、だれでも楽しめる内容です!

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